
院長の綾井です
先日、ロイヤルカナンの韓国工場を見学してきました。
工場は仁川国際空港から南に車で約3時間の金堤(キムジェ)というのどかな穀倉地帯にあります。
ここはロイヤルカナンの最新の工場で、病院食やブリーダー向けの特別な製品が作られています。


工場内部は撮影禁止なので、この写真は正面入り口を入ってすぐのロビーのようなところです。
製造ラインはガラス張りになっており、見学者が製造過程を見られるようになっています。
また、綿密なマニュアルによって管理されており、世界中のどの工場の製品も同一の品質と安全基準が得られるそうです。
この工場ではドライフードが作られていて、原材料はすべてパウダーで入荷します。そして、異物を除去するために最新のタワーステーションというところでふるいにかけられ、最終原材料となり先のエリアに進み保管されます。チェック前のエリアとはドアの色も違い一方通行となっており、チェック前の原材料と混ざり合うことはないそうです。その後、原材料は細かくすりつぶされて、30種類の型の中から製品によって適した形成にされて、乾燥、風味などをコーティングの後に袋詰めされます。その際にも粒がかけていないかや変な臭いがないかなどのチェックも行われ、ロットごとにサンプルが保管されていました。
工場内部はとても清潔で、塵一つ落ちていませんでした。原材料もパウダー状でチェックをしてから入荷しているので、肉のくずが山積みなんてことは全くありません。私の印象としては最先端のお菓子工場のように感じました。
また、製品は製造後の賞味期限は18ヶ月に設定されていて、韓国工場の製品は他の国よりも輸送時間が短いため、よりフレッシュな状態で日本に運ばれてきます。
韓国工場は今後アジア向けの製品の拠点になっていくと思いますが、安心してわんちゃん、ねこちゃんに食べさせられると思います。
