毎年のように書いていますし、ご存知の方も多いと思いますが・・・
もうすぐバレンタインデーのなので、
今日は「犬のチョコレート中毒」のお話を。

チョコレート中毒とは
チョコレートに含まれるテオブロミンやカフェインの過剰摂取によって起こります。
症状は下痢や嘔吐、呼吸が荒くなったり、震えがおき、死亡することもあります。
犬のカフェインとテオブロミンの中毒は20mg/kgで軽い症状がみられ、40~50mg/kgで重篤な症状、致死量は100~200mg/kgと言われています。
一般的なミルクチョコレートでカカオ36%のものを調べたところテオブロミン250mg、カフェイン25mgでした。
板チョコ1枚約50gとすると、体重1kgあたりおよそ1/5で中毒、1枚が死に至るリスクになります。
これがカカオ99%のダークチョコレートでは100gあたりテオブロミン1100mg、カフェイン120mg位です。
50gの板チョコだと体重1㎏あたり1/25で中毒、1/5で死に至るリスクがあります。
5kgのわんちゃんが1枚食べただけで、死んでしまうかもしれないということです。
カフェイン、テオブロミンの含有量が多いダークチョコや料理用チョコレートは、ミルクチョコよりはるかに危険ですね
もし食べてしまったら、なるべく早く受診して下さい。
吐かせたり、胃洗浄、活性炭の投与によって、中毒のリスクを減らします。