あやい動物日記

2013.02.28更新

動物看護士は今まで、大学や専門学校がそれぞれ学校単位で認定していたんですが、

知識や技術を高位平準化するため、

昨年より動物看護師統一認定機構というところで統一試験を行っています。

今年は当院の看護士3名も受験しました。

1名はすでに活動・学術実績および講習実績を審査する「書類審査受験」で合格が決定していたんですが、

先日行われた「動物看護師統一認定試験」の結果が本日発表されました。

無事合格し、これでみんな「認定動物看護師」となります。

投稿者: あやい動物病院

2013.02.27更新

最近、飼主さんからマダニ対策についてよく質問されます。

今日は、マダニ対策の薬についてお話したいと思います。

当院で使用しているのはフロントラインプラス、コンフォティス、サーチフェクトです。

どの製剤もノミ駆除の効果があります。

フロントラインプラスはみなさんご存じかと思いますが、スポットタイプの薬で首の後ろの方に滴下します。
マダニの駆除効果があります。

コンフォティスは月に1回飲ませるタイプの薬です。
滴下剤がむずかしい子や頻繁にシャンプーする子におすすめです。
マダニに対しての効果は犬だけとなっています。

サーチフェクトはフロントラインプラスにアミトラズという成分を追加し、マダニに対しての効果を高めたものです。
この薬はマダニの駆除だけではなく、寄生を予防する効果もあります。
マダニのリスクが高い子におすすめです。
猫用はありません。

どれを選ぶかはは生活環境や、わんちゃん、ねこちゃんの性格で決めるといいと思いますhappy01

投稿者: あやい動物病院

2013.02.26更新

何らかの理由で口から食餌が食べられない時、チューブを使って食べさせることがあります。

胃や食道にチューブを入れることもありますが、短期間であれば経鼻チューブという鼻から入れたチューブで食餌をさせることがあります。

胃や食道にチューブを入れると数カ月の給餌が可能ですが、チューブを装着するのに全身麻酔が必要です。

経鼻チューブは数週間程度の給餌が適応ですが、全身麻酔をせずに装着ができます。

投稿者: あやい動物病院

2013.02.25更新

先日、頬の水ぶくれの切除を行ったピースちゃんの病理組織検査の結果が出ました。


5ヶ月前の写真です。

検査結果は汗腺嚢胞性過形成(かんせんのうほうせいかけいせい)でした。

これは汗腺が袋状に拡張しながら増殖する疾患で、腫瘍ではありません。

原因は不明です。

切除して治ります。

傷がきれいになったら、ピースちゃんの写真を撮らせてもらいたいと思いますhappy01

投稿者: あやい動物病院

2013.02.24更新

綾井ですhappy01

ホテルでお預かり中のホリデー君はなぜか男の人が好きです。

昼休みに病院内で放すと、私にベッタリです。

受付に隠れていたら、探しに来ましたdog

投稿者: あやい動物病院

2013.02.23更新

今、カンナちゃんは外耳炎の治療中ですsign01



カンナちゃんは病院は好きなんですが、診察されるのは好きじゃありませんsweat02

でも、怒ったりはせず耳の診察をがまんしていますhappy01

投稿者: あやい動物病院

2013.02.22更新

昨日は犬アトピー性皮膚炎と抗ヒスタミン剤についてお話しましたが・・・

今日は、食物アレルギーの犬にリンパ球反応検査を行った結果についてお話したいと思います。

その前に、以前にもお話していますが、食物アレルギーはIgEが関与するⅠ型アレルギーよりもリンパ球が反応するⅣ型アレルギーが多いので、抗原を調べるために血液検査を行うときはリンパ球の検査を行うべきです。

現在、リンパ球反応検査を行える検査機関は動物アレルギー検査(株)だけです。

主要食物アレルゲン9項目と除去食アレルゲン9項目の2つのセットがあり、両方あるいはどちらか片方のセット検査ができます。
主要食物アレルゲン:牛肉、豚肉、鶏肉、卵白、卵黄、牛乳、小麦、大豆、トウモロコシ
除去食アレルゲン:羊肉、七面鳥、アヒル、サケ、タラ、ナマズ、シシャモ、ジャガイモ、米

実際に検査をした4頭の結果です。


ジャガイモ、米、タラに反応がでています。


米、ジャガイモ、小麦、大豆、アヒル、シシャモに反応しています。


除去食アレルゲンパネルのみですが、ジャガイモ、米、タラに反応が出ています。


大豆、トウモロコシ、鶏肉、米、七面鳥、牛乳、ジャガイモ、アヒルに反応しています。

一見、共通性がないように思われるかもしれませんが、牛肉、豚肉、卵に反応がなく、穀物に多く反応しています。
しかも、ジャガイモと米によく反応が出ています。

他にも検査したわんちゃんには同じ様な傾向がみられました。

では、牛肉や豚肉はアレルゲンになりづらく、ジャガイモや米はなりやすいか?

そうではないと思います。

この検査をしたわんちゃんたちは、いろいろな低アレルギーと言われるフードをすでに食べていて、しかも改善がみられないので検査をした子たちです。

ですので、食物アレルギーが疑われるわんちゃんすべてで検査を行うと違う結果になったと思います。

やっぱり、フードを変えても改善のない場合は検査した方がいいですねhappy01

投稿者: あやい動物病院

2013.02.21更新

そろそろ花粉症の季節ですねsad

スギ花粉の情報も出始めていると思います。

わんちゃんではスギ花粉は犬アトピー性皮膚炎の抗原の1つになっていることが多く、春先から皮膚炎の症状が出始めたり、悪化する子が多いです。

人の花粉症ではよく抗ヒスタミン剤というものが使用されますが、犬アトピー性皮膚炎においてもよく使用されます。

今日は犬アトピー性皮膚炎での抗ヒスタミン剤の使用についてお話したいと思います。

book犬アトピー性皮膚炎では抗原が肥満細胞錠のIgEというものにくっつき、肥満細胞からヒスタミンやセロトニン、ロイコトリエンなどの物質が放出されます。

ヒスタミンは血管内皮細胞のヒスタミンレセプターというところに結合して、血管を拡張し、炎症反応のスイッチを入れます。

これをⅠ型アレルギーといいます。

抗ヒスタミン剤は先回りしてヒスタミンレセプターにくっついて、ヒスタミンが炎症のスイッチを入れるのをブロックするのです。

したがって、抗ヒスタミン剤は症状が出始める前(理想的には1ヶ月くらい前)に飲み始めるのが効果的です。

直接痒みを抑える薬ではないので、症状が出てからでは効きが悪いです。

また、痒みがないからといって止めてしまうのではなく、抗原の暴露が終わる時期(スギ花粉の場合には花粉が飛ばなくなる時期)まで飲み続けることが重要です。

痒みがひどい時にはステロイド剤などと併用することもあります。

それから、食物アレルギーはIgEと肥満細胞の関与しないⅣ型の反応が多いので、抗ヒスタミン剤が効かないことが多いです。

正しい薬の飲ませ方で、わんちゃんのつらい痒みの季節を乗りきりましょうhappy01

投稿者: あやい動物病院

2013.02.20更新

昨日、ぴーすちゃんの水ぶくれ(→こちら)の切除手術をしました。

全身麻酔だったんですが、お迎え前に点滴を外すといつもの定位置にdash



ピースちゃんはよくホテルでお泊りをしているんですが、ケージの中が嫌いで流しの横にタオルを敷くともぐり込みます。



術後の傷はちょっとかわいそうなので、きれいに治ってから写真を撮らせてもらおうと思いますhappy01

投稿者: あやい動物病院

2013.02.19更新



耳血腫治療中のコジロー君ですsign01

かわいいので、写真を撮らせてもらいましたcamera

でも、早く治ってほしいですsad

耳血腫については以前の記事をご覧ください。(→こちら

投稿者: あやい動物病院

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