あやい動物日記

2011.08.31更新

子宮蓄膿症という病気をご存知でしょうか?

子宮内に膿の溜まる病気で、発情の2ヶ月くらい後に急に元気がなくなったり、水をよく飲むようになります。
ねこちゃんにもありますが、わんちゃんに多い病気です。
陰部から膿の出てくる開放型と、膿の認めない閉塞型があります。
開放性は飼い主さんも気づきやすいですが、閉塞型は気づきづらく重症化しやすいので注意が必要です。
治療は手術で子宮卵巣を摘出するのが一般的ですが、どうしても手術をしたくない場合、麻酔のリスクが非常に高い場合にはホルモン剤による治療が行われます。

従来はプロスタグランジンF2αという薬がよく使われていましたが、子宮破裂の恐れがあるため閉塞型の場合は使用できませんでした。
最近ではアグレプリストンという薬がよく用いられます。この薬は子宮破裂の危険性が少ないので、閉塞型でも使用できます。
副作用も少なく、単独使用で約80%、プロスタグランジンF2αとの併用で90%の効果があるといわれています。

ただし、再発の可能性があることと、閉塞型で重症の場合は手術となります。
また、子宮蓄膿症は重度の細菌感染ですので、手術あるいはホルモン剤での治療どちらにおいても抗生剤は使用します。

投稿者: あやい動物病院

2011.08.30更新



お母さんにちょっと用事があって、カンナちゃんおいていかれちゃいました。

でも、カンナちゃん慣れたもので、診察台の上でも余裕ですscissors

投稿者: あやい動物病院

2011.08.29更新

外から新しくねこちゃんをむかえた時、FIV(猫エイズ)とFeLV(猫ウィル性白血病)の血液検査はどれくらいたってから行うのがいいでしょうか?

そのねこちゃんが1頭飼いならいいのですが・・・
同居ねこちゃんがいた場合、なるべくはやく一緒にしてあげたいですよね。

多くの場合、お家に入れる前に、または先住ねこちゃんと一緒にする前に検査をしますが、直前の感染はわかりません。
どれくらいたって検査をすれば、お家に来る前の感染がわかるでしょうか?

通常、病院では検査キットを使って検査をします。FIVは抗体、FeLVは抗原を検査するのですが、いくつかの製品があります。2つのメーカーに聞いてみたところ、FeLVはどちらも1ヶ月という回答でしたが、FIVは1ヶ月と2ヶ月と回答がわかれました。

確実な検査を求めるなら、2ヶ月後というところでしょうか。
(ただし、どんな検査も100%検出できるとはかぎりませんが・・・)

その際、両方陰性であればいいのですが、陽性反応が出た場合は注意が必要です。
FIVは子猫を検査した時、母猫からの移行抗体を検出することがあり、FeLVは一過性の感染を検出することもあります。
ですので陽性反応が出たら、検査機関での確認検査や時間をおいての再検査を行います。

投稿者: あやい動物病院

2011.08.28更新



やはり便利ですhappy01

レントゲンフィルムの現像でお待たせする時間が格段に短くなりました。

診察室のパソコンでもすぐに見れます。

エコー(超音波診断装置)との連係もできるようになりましたgood

投稿者: あやい動物病院

2011.08.27更新



ナッツ君ですhappy01

当院で帝王切開で生まれたダックスです。

大きな病気もなくすくすく育ち・・・

もう、7歳ですsign01

今日は、お耳の診察に来ましたdog


投稿者: あやい動物病院

2011.08.26更新

おしっこの姿勢を何度もとるけど、少ししか出ないという男の子のわんちゃんが来ました。

尿検査をするためにおちんちんの先からカテーテル(チューブ)を入れて尿を採取しようと思いましたが、途中でつっかえて先に進みません。

レントゲンを撮ると・・・



upwardrightは結石です。

膀胱と尿道の中にあります。

手術して取り出しました。



全部で11個ありました。

結石の成分の分析検査に出しました。

投稿者: あやい動物病院

2011.08.25更新

新しい機械が入りましたshine

CR(Computed radiography)という機械です。

いままで、レントゲンはフィルムに写ったものを現像していたんですが、
CRはイメージングプレートというものをフィルムの代わりに使用し、撮影後コンピューターで読み取るものです。



メリットは、現像にかかる時間が短くなる。
撮影後に画質の調節が出来る。
撮影後のフィルムの保管場所が必要ない。
現像に薬品を使わないので、環境にやさしいなどです。

長年がんばってくれた自動現像機です。



おつかれさまpaper


投稿者: あやい動物病院

2011.08.24更新

たまに、咬み癖のあるわんちゃんのキバ(犬歯)を切りたいという飼主さんがいます。

犬歯を切ると、露髄(歯髄が見えてしまう状態)します。

そのままにしておくと歯髄に感染をおこし、歯がダメになるだけではなく、周囲の組織に炎症をおこします。

キバを切るときには、歯髄や歯の断面のコーティングが必要です。

投稿者: あやい動物病院

2011.08.23更新



昨日、抗がん剤投与中のカンナちゃん(右、このブログをよくご覧になっている方はご存じですね)と角膜潰瘍の治療中のボス君(左)が一緒になりました。

仲良く2ショットですcamera

投稿者: あやい動物病院

2011.08.22更新

image1 image2

ねこちゃんのワクチンお知らせのハガキmemoの一番下、見てますか?
うちの病院では、ワクチンとセットの血液検査をしています。
中高齢のねこちゃんには、特におすすめですsmile
血液生化学検査と血球数の測定をしています。
今日は、かんたろうくんがこのセットの検査をしに来ました。
もう8歳ですから、立派な中年ですもんねheart04


 

投稿者: あやい動物病院

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