あやい動物日記

2011.05.30更新

昨日、去勢手術で来院した幼犬の頭にしこりがありました。

皮膚の下にある1cm位のもので、触ると移動します。年齢的にも、外見上も悪そうではなかったんですが、ついでに切除しました。切除した後割ってみると、中から毛の混ざった茶色いねっとりしたものが出てきました。

表皮のう胞(表皮のう腫)といわれるものです。腫瘍ではありません。
本来はがれおちる皮膚の表面の物質が中に閉じ込められて、徐々に蓄積してできます。
切除してなおります。
 

投稿者: あやい動物病院

2011.05.30更新

中性電解水の発生装置です。

院内の消毒や口の中の洗浄に使用しています。

以前は院内の消毒は次亜塩素酸ナトリウム(いわゆる塩素系の消毒剤)を使用していましたが、においがきつくて体に悪そう?だったのと、中性電解水はほとんど無害なので口の中の洗浄などにも使用できるので2~3年位前に購入しました。

水と食塩からこの機械で生成します。
有効成分は次亜塩素酸らしいんですが、非常に安全性が高いので飲んでも大丈夫です。ただし、少しプールのあの臭いがしますsweat02
 


 

投稿者: あやい動物病院

2011.05.29更新

昨日、開業前からの付き合いだったわんちゃんが亡くなったと飼主さんから連絡を受けました。

6年前からはホルモンの病気で、毎月通院していました。

仕事柄、わんちゃんやねこちゃんの亡くなる時に立ち会ったり、亡くなったことをうかがうことは少なくありませんが、やはり悲しいものです。

このわんちゃんは特に長い付き合いだったので、いろいろ思い出されることがあります。

毎月、採血をされるのにたいへんフレンドリーで、診察台ではいつもお腹を上にして寝てしまうので聴診しづらかったこと、とても食いしん坊で診察の後のごほうびのおやつをたのしみにしていたことなど・・・

飼主さんと電話で話をしましたが、良い言葉もかけられず、一緒に悲しんでいました。

綾井

投稿者: あやい動物病院

2011.05.28更新

ついに梅雨入りしましたね。

今日も雨が降る中、ゴールデン・レトリバーのモモちゃんとソラちゃんが
フィラリアの検査と、いつもの検診にきてくれました。

この写真のモモちゃんとソラちゃんの鼻先に注目してみてください。

・・・お気づきでしょうか?

そうなんです!

鼻先におやつを乗せて、飼主さんの合図を
おりこうさんに待っています。

二人ともちゃんと最後まで待っていてくれました。

モモちゃんとソラちゃんは、病院に来ると
かわいらしい技を披露してくれて、その度に私たちスタッフは癒されています♪
 

看護師 岩田  
 

投稿者: あやい動物病院

2011.05.27更新

昨日、蛋白漏出性腸症で入院していたセル君が退院しました。

入院時は食欲もなく、浮腫(むくみ)や腹水でかなり具合が悪かったけど、ずいぶん元気になりました。
下痢もおさまり、注射や点滴の必要もなくなったので、今後は通院治療になりました。

おめでとうshine

投稿者: あやい動物病院

2011.05.26更新


ブログのネタにこまってたら、夢ちゃん(フラットコーテッド・レトリバーの女の子)が一肌脱いでくれました。

ポーズきまってます。
モデル料はドッグフード数粒です。

われこそはというわんちゃん(もちろん、ねこちゃんでもいいですよ)、挑戦してください。
ただし、元気で食事制限のない子に限ります。病院ですので・・・。

投稿者: あやい動物病院

2011.05.25更新

やっと雨が上がりましたね。
雨の最中は病院はすいていますが、雨上がりの午前中も比較的待ち時間は短いです。
週末はそうでもないですが、平日はお洗濯をされてからいらっしゃるせいか、だいたい11時頃まではすいています。
狂犬病・フィラリア予防のシーズンですので、長い時間お待たせすることが多いので、この時間帯はおすすめです。
これから梅雨に入り、雨も多くなると思いますので、定期健診やワクチンの方はいかがでしょうか。wink

投稿者: あやい動物病院

2011.05.24更新

ねこちゃんのほっぺの膿瘍です。

ねこちゃんでは皮膚の下に膿がたまり来院することがよくみられます。
外に出かけていくねこちゃんはケンカによる咬み傷や引っかかれた所の皮下に膿が溜まり、腫れてきます。
そのうちに、穴が開いて臭い液体が出てきます。

傷の洗浄をして、抗生物質の投与をします。
今回は全身麻酔で悪い組織を除去して、縫い合わせる手術をしました。

投稿者: あやい動物病院

2011.05.23更新

そろそろフィラリア予防薬の投薬をスタートする時期がきました。
毎日、大勢のわんちゃんたちが血液検査に来院しています。

今日はフィラリア検査についてお話したいと思います。
フィラリアの血液検査にはミクロフィラリアの検査と成虫抗原の検査があります。

蚊が運んできた子虫(ミクロフィラリアが成長した虫)が感染して、心臓や心臓と肺をつなぐ血管(肺動脈)に到達して成虫になり(6ヶ月かかります)、生まれた子虫がミクロフィラリアです。ミクロフィラリアの検査は血液中の小さな虫を顕微鏡で探す検査です。これには直接血液を顕微鏡で見る方法とミクロフィラリアを集める操作をしてから顕微鏡で観察する方法があります。ミクロフィラリアが検出できるということは成虫が感染しているということになりますが、ミクロフィラリアは夜間に血液中で検出しやすく、昼間は検出しづらいのです。

ですので、現在は多くの病院でミクロフィラリアの検査は予備的な方法となり、成虫抗原の検査が主流になってます。これは、成長したフィラリア(主にメス)の排出する物質をけんさするテストで、いくつかのメーカーから院内検査用のキットが発売されていてます。検査会社に外注する病院もありますが、多くの病院はキットを使用して検査をしています。この方法は寄生数が少ない、もしくはオスのみの感染だと検出できないということもありますが、ミクロフィラリアの検査と比べ、検出率はかなり高くなっています。


当院で使用している2つのメーカーのキットです。

1つのメーカーのキットで検査がうまくいかないとき、もしくは検査結果に疑問があるとき(きちんと予防していたのに陽性結果がでたときや判定が微妙で判断しづらいとき)、他のメーカーのキットを使用したり、検査センターに外注検査したりします。

どちらの検査も結局は成虫の寄生を証明するものなので、フィラリア感染してから最低でも6ヶ月経過しないと検出できません(ミクロフィラリアはもう少しかかります)。したがって、シーズンはじめに検査をするのは前年の感染を調べているのです。6ヶ月齢未満の子犬には無意味です。

予防薬を忘れたり、与えたけれど気づかないうちに吐き戻していたりすることもあるので、必ず検査しましょう。予防薬では成虫は駆除できないばかりか、投薬により大量の子虫が死ぬと具合の悪くなるわんちゃんもいます。もし感染をしていたら、年齢や基礎疾患にもよりますが、全身症状がなければ、注射で成虫駆除をすることも可能です。

もちろん検査は強制ではありませんが、少量の採血で10分程度で結果が出ますよ。

投稿者: あやい動物病院

2011.05.21更新


破折:歯が折れることです。

断面のピンク色の点は歯髄です。
こういった状況は露髄しているといいます。

この歯は上顎の第4前臼歯(奥歯の一番大きな歯)で、わんちゃんでは破折が最も多い歯です。
多くは硬いものをかじって起こります。
硬い骨やひづめが原因となることが多いので、気をつけましょう。(与えないでください!)

露髄がある場合は、治療が必要です。
抜歯か修復(ほとんどの場合、歯髄の除去の後にします)を行います。

投稿者: あやい動物病院

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