あやい動物日記

2022.08.18更新

猫って関節炎が多いって知っていますか?

人と同じように加齢と共に関節炎の発症が多くなり、

7歳で約70%、12歳で約90%の猫が変形性関節症(OA)になります。

これほどたくさんの猫が関節炎になるのですが、

飼い主さんが気づいていないことが結構多いです。

「なんとなく最近動きが鈍くなってきた」

「爪が丸く太くなってきた」

なんてことありませんか?

これじつは、関節炎の痛みによって動きが鈍いとか、爪とぎをしないってことの可能性が高いのです。

実際、変形性関節症と診断されても

投薬が大変だったり、薬の副作用が気になったり・・・

 

そんな関節炎をかかえる猫ちゃん達に朗報です!

2022年7月19日、猫の変形性関節症に伴う疼痛の緩和を目的とする

ゾエティス・ジャパンの新薬「ソレンシア」が国内製造販売承認を取得しました。

 

「ソレンシア」の有効成分フルネベトマブは

慢性疼痛に関与するNGF(神経成長因子)のモノクローナル抗体というもので、

NGFに結合し、痛みの伝達を妨げることにより関節の痛みを緩和します。

月に1回の注射なので、毎日の投薬が必要なく、

しかも、腎臓、肝臓、胃腸の負担が少ない薬です。

 

まもなく発売されそうです。

 

 

投稿者: あやい動物病院

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